オーストラリアでの新生活を始めるうえで、携帯電話の契約は欠かせないステップのひとつです。ですが、プランの種類や契約方法が日本と異なるため、最初は「何を選べばいいのかわからない…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、オーストラリアで携帯電話を契約する際に知っておきたい情報を、わかりやすくまとめました。主要キャリアの特徴から、おすすめの格安SIM会社、そしてプリペイドと月額支払いの違いまで、留学・ワーキングホリデー・移住などさまざまな目的で渡豪される方に役立つ情報をお届けします。
simカードは空港や近くのガソスタ、スーパーなどで購入が可能です。esimも普及しているため自分にあったsim選択ができます。
オーストラリアの主要キャリアと特徴(日本のキャリアと比較)
初めてオーストラリアで携帯を契約する方にとって、現地のキャリア名はなじみがなく、どれを選んでいいか迷ってしまうかもしれません。そこで、日本の主要キャリアとイメージを重ねて紹介します。
ちなみに私は現在このTelstraのプリペイドを利用しています。年間契約で約$29(2650円)/月です。
キャリア | 日本で例えるなら | 特徴 |
---|---|---|
Telstra | ドコモ | 通信エリアが広く、信頼性高め。基本料はやや高めだが、国際通話もプランに含まれる場合が多く、安定した通信を求める方におすすめです。プリペイドプランも複数あり、柔軟に選べます。 |
Optus | au | カバーエリアも広く、料金バランスが取れています。国際通話にも強く、初めての方にも使いやすいキャリアです。プリペイドと月額支払いの両方に対応しています。 |
Vodafone | ソフトバンク | 割引やセールが豊富でコスパ重視の方に人気。ただし、地方では電波が不安定なこともあるため、主に都市部での利用に向いています。こちらもプリペイドプランがあります。 |
※上記の比較はあくまで私のイメージです。実際の使用感は地域や環境によって異なる場合があります。
格安SIM会社の紹介と特徴
オーストラリアでは、大手キャリア以外にも、多数の格安SIM会社があります。これらは料金がリーズナブルで、契約の縛りがないため、特に短期滞在や費用を抑えたい方に人気です。私も過去にwoolworths mobileとBoost Mobileを利用しており、通信費を抑えたい時期に非常に助かりました。
会社名 | 使用回線 | 特徴・メリット |
---|---|---|
Amaysim | Optus回線 | 月$10〜の低価格プランあり。日本への国際通話が無料で、短期滞在者にも人気。柔軟で使いやすい運用が可能です。 |
Boost Mobile | Telstra本家回線 | Telstraと同等の広いカバレッジで、地方でも安定した通信。年契約でさらに割安になるプランもあります。 |
Woolworths Mobile | Telstra回線 | 全国のWoolworthsでの買い物が10%割引(条件付き)。長期契約プランもあり、節約志向の方におすすめ。 |
TPG | Vodafone回線 | 都市部向けのシンプルで安価なプラン。過度なサービスを求めず、基本機能重視の方に適しています。 |
Kogan Mobile | Vodafone回線 | データ容量が多い長期プランが豊富。セール時は非常にコスパが高く、長期滞在者にも好まれています。 |
定期的に割引を行っていることが多く、新規契約で半額になることもあるのでチェックしてみてください!
契約形態の種類と特徴
プリペイド(Prepaid)
- メリット:
- 契約期間の縛りがなく、短期滞在の方やお試し利用に最適
- 必要な分だけチャージして利用可能
- 年間契約プランを選べば、結果的に月々のコストも抑えられる
- デメリット:
- 一括払いが必要な場合があり、初期費用が高く感じることも
月額支払い(Month to Month)
- メリット:
- 毎月定額で、データ容量や通話機能が充実
- 分割でスマホ本体を購入できるオプションもある
- デメリット:
- プリペイドに比べて割高になりやすい
- 契約期間の縛りがある場合があり、途中解約には注意が必要
【ポイント】 オーストラリアでは、ほとんどのプランで国内通話とSMSが「無制限」で利用可能です!
国際電話について
Lineで家族や友達と通話することが一般的なため国際電話は必要なさそうですが、日本のクレジットカード会社や保険会社、役所関係などに連絡が必要な場合が時々あります。「日本に電話したいけど、国際電話って高いんじゃない?」と思われるかもしれませんが、実は多くの携帯プランでは、日本を含む国際通話が一定時間分、最初からプランに含まれていることが多いです。
- Telstra:Zone 1(日本含む)への通話が、月300〜6000分まで含まれるプランあり
- Optus:$35以上のプリペイドで、日本を含む15カ国への通話が400〜6000分まで無料
- Vodafone:Zone 1に属する国(日本含む)への通話が含まれるプラン多数
- Amaysim:$30以上のプランで、日本への通話が無制限のものも
プランによって時間制限があるので、頻繁に電話する方はこの点をしっかりチェックしましょう。
まとめ
携帯電話の契約は、滞在スタイルや利用頻度によって「正解」が変わります。費用をできるだけ抑えたい方には、格安SIMやプリペイドプランがとても便利ですし、安定した通信や長期的なサポートを重視したい方には、大手キャリアの月額プランが安心感を与えてくれます。日本と同様に電話番号はそのままで通信会社だけ変更もできるので安心して乗り換えられます。
また、日本と違ってオーストラリアではほとんどのプランに国内通話・SMSが無制限で含まれているため、実際に比較すべきポイントは「国際通話の有無」や「データ容量」、「契約期間の自由度」などになります。
通信費は毎月かかる固定費だからこそ、自分に合ったプランを選ぶことで大きな節約につながります。そして契約後も、自分の使い方に合っているかを定期的に見直すことで、より賢く通信費を管理できます。
この記事が、これからオーストラリアで生活を始める皆さんの、安心で快適な通信環境づくりに少しでも役立てば嬉しいです。
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