「看護師って忙しくて、なかなか旅行に行けない」
日本で働いていたとき、まさにそれが私の悩みでした。連休を取るのも一苦労、同僚の顔色をうかがいながら、有給を消化するどころか貯める一方…。
でも、オーストラリアに永住してカジュアル看護師として働くようになってから、その働き方は大きく変わりました。
今では、1年で約2ヶ月半の休暇を取りながら、海外旅行も思いのまま。昨年はイタリアに2回、スペイン、パリ五輪の現地観戦、さらに日本と韓国にも帰省・観光しました。それでも仕事に支障はなく、むしろバランス良くリフレッシュできている実感があります。
オーストラリアの看護師は「休むのが当たり前」の働き方
オーストラリアでは、看護師の働き方が日本とはまったく異なります。
有給(Annual Leave)を取るのはごく普通のことで、2週間や3週間の長期休暇も珍しくありません。
同僚の中には「冬は毎年東南アジアに1ヶ月滞在」「年末はヨーロッパに里帰り」という人も多く、私も最初は驚きましたが、今ではそれが“当たり前”に感じられます。
日本で「長期休暇=迷惑をかけるもの」と思っていた感覚は、こちらに来てからすっかり手放せました。
カジュアル看護師でも、仕事と自由のバランスが取れる
私は現在、オーストラリアでカジュアルナースとして働いています。
正社員とは違い、シフトの融通が利きやすく、好きなタイミングで休み(無休ですが)を取れるのが最大のメリットです。
もちろん最初は不安でした。「長期で旅行に行ったあと、シフトがもらえなかったらどうしよう」と。でも、オーストラリアでは看護師の需要が常に高いため、帰国後すぐに声がかかります。
例えば去年、イタリアから2週間の旅行で帰ってきた翌週には、すぐに3日連続でシフトが入りました。旅行の間に連絡が来ることもあるほどです。
休みたいときに休めて、働きたいときには働ける。そんな働き方が成立するのは、看護師の専門性が重宝されている環境だからこそです。
年間2ヶ月半休んでも、キャリアは問題なし
去年だけでも、私は約10週間(2ヶ月半)の休みを取りました。
- 冬:イタリア
- 春:韓国旅行&日本へ一時帰国
- 夏:パリでオリンピッ観戦&スペイン旅行
- 秋:再びイタリアへバレーボール観戦
それでも、仕事が減るどころか「いつ戻ってくるの?」と声をかけてもらえるような職場環境に、本当に感謝しています。
「長期で休んだら居場所がなくなるかも」と不安に感じていた日本時代とは、180度違う働き方です。
海外旅行が“ご褒美”から“生活の一部”に
オーストラリアに住んでいると、アジアやヨーロッパが思ったよりも近く感じられます。いろんな航空会社があるので同じ行き先でも安い航空券を買えることも!去年、シーズンオフではありましたが、イタリアまでの往復航空券が12万だったこともあります。
オーストラリアからの人気の旅行先はバリで、一緒に働いている同僚たちは結構バリに行ってマッサージを受けたりリラクゼーションを楽しんでいます。有給が年間6週間あるので、3週間はバリで過ごしてを残りを自宅で家族とゆっくりする時間にあてたり、クルーズ船に乗って優雅な時間を過ごしたり、いろんなプランも気軽に立てられます。
看護師として働きつつ、「旅も暮らしの一部」として楽しむことができる。
これこそ、オーストラリア永住を選んで良かったと心から思える理由のひとつです。この環境のおかげで、看護師としての仕事とプライベートの旅をバランスよく楽しめています。
オーストラリアでの看護師ライフは、人生の選択肢を広げてくれる
「オーストラリアに永住する」と聞くと、ビザや就職のハードルをイメージする人が多いかもしれません。でも、実際に暮らしてみると、働き方と生き方の自由さが圧倒的です。
私は今、自分のペースで看護師として働きながら、
世界を旅し、人生を楽しむ時間をしっかり確保できています。
これはただの贅沢ではなく、「自分の人生を自分でデザインする」ための土台。
そして、そんな選択肢を持てるのは、オーストラリアという国の働き方と文化のおかげです。
看護師+海外生活=もっと自由に、自分らしく生きる
看護師の資格を活かして海外で働きながら、自分らしいライフスタイルを楽しむことは決して夢ではありません。
もしあなたも「もっと自由に、自分らしく働きたい」「海外生活を楽しみながら看護師としてキャリアを築きたい」と考えているなら、オーストラリアでの永住とカジュアル看護師という選択肢をぜひ検討してみてください。
新しい環境に踏み出すことは勇気がいることですが、その一歩が大きな人生の転機となることがあります。私自身、オーストラリアでの永住生活を始めてから、仕事に対する価値観や人生の楽しみ方が劇的に広がりました。あなたもぜひ、自分の可能性を信じて、理想のライフスタイルを手に入れてください。きっと、これまでとは違った視点で世界を楽しめるはずです。
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