「英語を話せるようになりたいなら、英語圏に住むのが一番!」
この言葉を信じて、私は2年間のワーキングホリデービザを手に、希望と期待に胸を膨らませてオーストラリアへ飛び立ちました。現地の人々と英語で会話し、仕事をこなしながら、気づけば流暢な英語を話せるようになっているはず…そう思っていました。
でも、現実は全く違いました。
オーストラリアで2年間を過ごした後も、私のIELTSスコアは3.5のまま。大学に入学するのに必要な最低スコアは6.5。このままではオーストラリアで看護師どころかスタート地点の大学入学もできない…
「このままじゃダメだ」
そんな焦りから決意したフィリピン留学。そこでたった3ヶ月でIELTSスコア6.0を達成できたのです。
なぜオーストラリアの2年間では伸びなかった英語力が、フィリピンのたった3ヶ月で飛躍的に向上したのか?
「英語圏に住めば自然と英語が話せるようになる」という幻想と現実の間にある大きなギャップ。そして本当に英語力を伸ばすために必要な環境とは何か。私の失敗と成功の体験から、これから英語学習を考えている方へのリアルな情報をお伝えします。
オーストラリアでの2年間のワーホリでは英語力が伸びなかった
私はオーストラリアで2年間ワーキングホリデーを経験しました。オーストラリに到着したときの私の英語力は
「Thank you」「Sorry」しか話せず、語学学校のレベル分けストも一番最初の「Hi, how are you?」「I’m fine thank you, and you?」で終わりました。その後の先生の質問が理解できず2−3分で終了し、ビギナーのクラスから始まりました。最初の授業は「What is this?」「It’s a pen」から始まるほど英語が全くできませんでした。
学校に3ヶ月通いましたがその間に英語力はほとんど伸びませんでした。現地での仕事は韓国人経営の日本食レストランで、日本語と韓国語を話す機会が多かったためです。また、オーストラリアにいるからといって英語環境に浸れるわけではなく、自分から積極的に学ばないと上達しないことを痛感しました。
ワーホリの間、現地の友達もできましたが、会話のレベルは簡単な日常会話にとどまり、アカデミックな英語や試験対策の英語には全く対応できない状態でした。仕事の場面では簡単なオーダーを取ることはできても、クレーム対応や細かい説明になると自信を持って話せませんでした。また、ネイティブの会話スピードについていけず、笑ってごまかすことも多々ありました。そこで、「このままではいけない」と思い、フィリピン留学を決意しました。
フィリピン留学前の私の英語力とオーストラリアでの勉強
フィリピン留学に行く前の私の英語力は、2年いたのにもかかわらすフォークとコーク(コーラ)を聞き間違えたり、大根の漬物をお客さんに説明するのにPickled rubbish(ゴミの漬物, 本当はPckled radish)と説明したり散々でした。
オーストラリアでは英語を伸ばそうと思い、IELTSの勉強のために学校にも通いました。しかし、英語力が低すぎてIELTSコースに入ることができず、まずは一般のコースに入りその後にISLTSコースに入りました。授業は大人数のクラス形式で、先生に質問する機会が限られていました。また、まわりの学生達のレベルが高く、授業内容に全くついていけず心が折れて、自己肯定感が下がり自身を失っていました。試験対策のクラスでは、基本的なテクニックを教えてもらうものの、自分が苦手とする部分を個別に指導してもらう機会が少なかったため、成果が出にくかったのです。
フィリピン留学での生活と授業
フィリピン留学では、IELTS対策に特化した学校に通いました。そこでの生活は、オーストラリアとは全く異なるものでした。
1日のスケジュールは朝8時から夜10時までびっしり詰まっており、マンツーマン授業が中心でした。特にスピーキングとライティングの授業では、先生が私の英語の間違いを細かく指摘し、改善策を教えてくれました。日本やオーストラリではなかなか得られないこの手厚い指導のおかげで、自分の弱点を客観的に理解し、効率的に学ぶことができました。
1日のルーティン例:
- 08:00 – 09:00:スピーキングのマンツーマン授業
- 09:15 – 10:15:ライティングのマンツーマン授業
- 10:30 – 12:30:リーディングのグループ授業
- 12:30 – 13:30 : お昼休憩
- 13:30 – 15:30:リスニングのグループ授業
- 15:15 – 17:30:自習&復習
- 17:30 – 19:00:夜ご飯&シャワー
- 19:00 – 22:00:自習&復習(1時間毎に先生の巡回あり)
また、フィリピンの語学学校では海外留学など同じ目標を持つ留学生が多く、周りの環境もモチベーション向上に大きく貢献しました。学校と寮内は母国語禁止で英語でしか会話が許されなかったため、授業が終わった後も他の生徒と英語で会話する機会があり、常に英語を使う環境が整っていました。
土日は授業がないのでみんなでショッピングモールへ行ったり、観光地へ出かけたり勉強だけでなくリフレッシュできるのも良かったです。
オーストラリアとフィリピンでの勉強の違い
オーストラリアとフィリピンの勉強環境を比較すると、大きな違いがありました。
- 授業形式
- オーストラリア:大人数のクラス授業が中心で、発言の機会が少ない。
- フィリピン:マンツーマン授業が多く、細かい指導を受けられる。
- 学習環境
- オーストラリア:授業外では日本語を話す機会が多く、英語を使う環境が限られていた。
- フィリピン:寮生活で常に英語を使う環境があり、英語漬けの生活ができた。
- 費用
- オーストラリア:授業料や生活費が高く、コストがかかる。
- フィリピン:授業料が比較的安く、生活費も抑えられる。
この違いから、短期間で英語を伸ばしたい場合は、フィリピン留学のほうが効果的だと感じました。
IELTS対策の具体的なアプローチ
フィリピン留学中、特に意識した学習方法を紹介します。
- スピーキング:
- よく使うフレーズを暗記し、テンプレート化。
- 毎日先生と模擬面接を行い、即座にフィードバックを受ける。
- ライティング:
- 文章の構成を徹底的に学び、テンプレートを活用。
- 毎回のエッセイで細かい文法ミスを指摘してもらい、修正。
- 毎日エッセイを書くことで時間内にエッセイを書くことに慣れる。
- リスニング&リーディング:
- 毎日IELTSの過去問を解き、間違えた部分を徹底的に分析。
私がIELTS 3.5から6.0へスコアアップできた最大の理由は、自分の弱点に合わせたカリキュラムでした。フィリピン留学では、あなたの学習スタイルや目標に合わせた授業を組むことができます。
英語力アップを目指すなら、まずは無料相談から
- 英語レベル・目標に合わせたコース
- 苦手分野を克服するカリキュラム提案
- 予算内で最大効果を得るプラン作成
専門家のアドバイスがあれば、無駄のない効率的な留学が実現できます。短期間で効果を出すための第一歩として、まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか?
IELTS 3.5から6.0への成長
フィリピン留学時点での私のIELTSスコアは3.5でした。しかし、3か月の留学後には6.0を取得することができました。特にスピーキングとライティングのスコアが大幅に向上しました。
毎日勉強漬けで最初の頃はうまくエッセイが書けなかったり、問題を解いても不正解ばかりで毎日ストレスがたまり泣きながら過ごしていました。その時に支えてくれたのが同じように苦しみながら一緒に勉強していた仲間と励まし合いながら一緒に勉強を続けスコアアップすることができました。今でもそこで出会った友達と連絡を取り合ったり、遊んだり本当にいい経験になりました。
この経験から、語学学習において「環境の重要性」と「効率的な学習方法」の大切さを痛感しました。単に英語圏に住むだけではなく、しっかりと学習できる環境に身を置くことが、英語力向上の鍵であると実感しました。
まとめ
これから英語を本気で伸ばしたい方には、フィリピン留学をぜひおすすめします!「英語圏に住めば自然と英語が話せるようになる」という幻想にとらわれず、自分に合った学習環境を見つけることが成功の鍵です。私のようにオーストラリアでの経験があっても、本当の英語力の向上を実感できなかった人は少なくないでしょう。
これから英語学習の道を歩む皆さんには、私の経験を参考に、ぜひ自分に最適な学習方法を見つけていただければ幸いです。フィリピン留学は私にとって英語学習の転機となりました。私の経験が皆さんの参考になれば幸いです。

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