看護師試験対策:あなたに合った英語テストは?

こんにちは!

オーストラリアで看護師を目指すには、一定の英語力が求められます。その証明として必要になるのが英語力テスト。主に「PTE(Pearson Test of English)」、「IELTS(International English Language Testing System)」、「OET(Occupational English Test)」の3つがあります。

それぞれの特徴や違い、どの試験が自分に合っているのかを解説しつつ、私自身の体験談も交えてお話しします。

目次

1. 各テストの特徴

1回で目標スコアに届かなくても、すべてのテストで各セクションの最低スコアを満たしていれば、12ヶ月以内の2回のテスト結果を組み合わせて申請することが可能 です。(看護師登録の場合のみ)

料金比較

スクロールできます
テスト名料金 (オーストラリア/日本)
PTEAU$475/ 約33,600円 (USD 225)
IELTSAU$460/25,380円
OETAU$587/ 42,000円から50,00

*2025年2月時点

PTE(Pearson Test of English)

  • 特徴: コンピューターベースの試験で、AIによる採点。スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングが統合された問題が多い。
  • メリット:
    • 採点が公平で早い(通常48時間以内に結果が出る)。
    • AI採点なので、人による主観的な評価が少ない。
    • コンピュータ試験なので、対面でのスピーキングに緊張しない。
  • デメリット:
    • AI採点のため、発音や話し方にクセがあると減点される可能性がある。
    • 「Describe Image」と「Retell Lecture」については、AI採点の後に人による採点が加わるように変更された。
  • 必要スコア: 看護師登録には PTE Academic 66(各セクション)(IELTS 7.0相当)が必要。2025年4月1日以降、ライティングセクションの基準が 66から56に緩和 されます。

IELTS(International English Language Testing System)

  • 特徴: ペーパー試験(またはコンピュータ試験)で、スピーキングは試験官と対面式。
  • メリット:
    • 世界的に認知度が高く、多くの国で利用できる。
    • 対面スピーキングがあるため、AIではなく人間が評価してくれる。
    • 試験形式がシンプルで学習しやすい。
  • デメリット:
    • 試験官の主観が入る可能性があり、スピーキングやライティングの採点が厳しい。
    • 結果が出るまで時間がかかる(約13日/ コンピューター版では試験日から3~5日後)
  • 必要スコア: 看護師登録には IELTS Academic Overall 7.0 が必要。2025年4月1日以降、ライティングセクションの基準が 7.0から6.5に緩和 されます。

OET(Occupational English Test)

  • 特徴: 医療従事者向けの英語試験で、実際の医療現場を想定した問題が出題される。
  • メリット:
    • 看護業務に直結する内容で学習しやすい。
    • 医療英語に特化しているため、実務でも役立つ。
    • スピーキングとライティングの試験内容が、実際の医療現場に即している。
  • デメリット:
    • 試験が難しく、特にライティングは高得点を取るのが難しい。
    • 受験料が高く、試験会場が限られている。
  • 必要スコア: 看護師登録には OET B(各セクション) が必要。2025年4月1日以降、ライティングセクションの基準が BからC+に緩和 されます。

私の英語力テスト体験談

最初は大学に入学するときに提出したのがIELTSだったので、今まで勉強してきたこともありIELTSで7.0を目指すつもりでした。しかし、自分よりも明らかに優秀な周囲の学生がIELTSで挑戦し苦労していた姿を見て、「おそらく私では無理だ」と感じました。実習先のRNからも「IELTSはやめたほうがいい」と意見をもらいました。IELTSでずっと7.0取れなかった人が OETで受験したら、規定の英語力を満たせた姿を見てそう感じたそうです。

次にOETで対策してみようかと考えました。医療従事者向けに開発された試験のため、興味もあるし実際働き出してからも役立ちそうというのが大きな理由でした。しかし、YouTubeで問題を検索してみたところ、難しすぎて挑戦する気力を奪われてしまいました。また勉強のしかたもいまいちわからず、誰もOETを勉強してる人がいなかったのでやめました。

最後に行きついたのがPTEです。私の周りの看護学生80%ぐらいはPTEでスコアを取っていました。ちょうど仲のよかった友人からPTE対策を始めると聞いたことも背中を押しました。友人はさっそくPTE対策のため学校に通い始めました。その後、一回目の受験で目標スコア(実はそれ以上)をサクッと取得しました。実際に勉強してみて、PTEは英語試験というよりは暗記力試験な感じがします。もちろん、文法や単語力も大切ですが練習問題と全く同じ問題が出すことが多いので、暗記してしまえば点数は取れます。私がどうやってPTEを勉強したのかは後日別の記事に書きますね。

どの試験を選ぶべき?

  • スピーキングが得意で、人と対面で話すのが好きな人 → IELTS
  • 試験を短期間で終わらせたい、AI採点の方が安心、暗記力がある人 → PTE
  • 医療英語に特化して勉強したい、実務でも使いたい → OET

私の経験から言うと、もしIELTSでスコアが伸び悩んでいるならPTEを試すのもアリだと思います。特にスピーキングに不安がある人は、対面ではなくAI採点のPTEの方が取り組みやすいかもしれません。

次回の記事では、PTEの具体的な勉強方法について詳しく紹介したいと思います!質問があれば気軽にコメントしてくださいね!

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